丸山林道~櫛形林道見晴らし平坂
丸山林道 → 櫛形山林道 → 南高尾山林道とつながる舗装された林道に設けられた標高1400m付近にあるビューポイント、見晴らし平を目指して登ります。長い長い坂道です。
道の駅富士川からみさき耕舎まで8km程、急な坂がつづきますので、ペースを上げすぎず、ゆっくりと登るようにしてください。標高800m付近のみさき耕舎で一服、ここから標高1400mの見晴らし台を目指して出発します。途中には補給できるような自動販売機や水場はないので、”みさき耕舎”で水や食料を補給しましょう。
みさき耕舎手前の交差点を左折して進むと陶芸で有名な増穂登り窯や、1200年以上前に創建されたと言われる”氷室神社”が見えます。御神木の杉も有名ですが、本殿までの石の階段がとても長く、以前ドラマでも使用されたことがあります。丸山林道へは、氷室神社の手前を左折ですのでご注意を!
丸山林道を進むこと約2㎞櫛形山林道へ入っていきます。ちなみに丸山林道は、早川町に抜けることが可能ですが、平成28年6月時点では池の茶屋林道から先は路面崩落のため、通行止めとなっています。櫛形山林道は、アップダウンが続きながらの登り基調が5km、両サイドが木々に覆われた道を進むと、突然展望が開け、見晴らし平に到着します。天気が良ければ甲府盆地を一望でき、その上に浮かぶように富士山が見えます。ここまでの苦労をすべて忘れてしまうような、ぜひ皆さんに見ていただきたい風景です。そして、モニュメントの鐘を鳴らして、幸せになりましょう!!
風景を堪能していただいた後は、ひたすら下り、下り、下り。高尾山林道の分岐を右折し高尾山林道へ入ります。途中、コンクリート舗装の激坂の下りがありますので、注意してください。
伊奈ケ湖方面からの道とぶつかりますので左折し、少し進むと高尾地区の民家が見えるようになります。最初の分岐を左に入っていくと、”高尾穂見神社”に寄り道するのがおすすめ。西暦1200年頃に創建されたのではないか神秘的な神社があります。5月連休前には山の中で突然の枝垂桜(しだれさくら)が迎えてくれます。
高尾山林道を下っていくとウェスタンラインと呼ばれる農道に突き当たり、ゴールとなります。このまま道になりに進むと道の駅富士川方面となります。公共の温泉”まほらの湯”も近くにあり、立ち寄って汗を流し、疲れを癒すのもいいですよ。
注意点として、道は舗装されていますが、林道のため、ところどころ落石や倒木、落ち葉の散乱等がありますのでパンクやスリップに十分注意して進むこと、また、民家などが少なくトラブル時に単独だと対処が難しくなるため、できるだけ複数でのライドをお勧めします。冬季は一部区間が閉鎖されることになりますので、道路情報をご確認ください。
星隆伸